応援ありがとうございます!

裏取り強者常連さんトリオを食い止めろ!(後編)

 

ショートマガジンはプローン時に
扱いやすい!

裏取り強者常連さんトリオを食い止めろ!前編より

どうする?!

選択肢は二つ。

一つはこのまま、敵常連さんトリオの裏取りを警戒しつつ、「中腹ルート」と「山頂ルート」の方向を警戒、守備をする。

もう一つは敵常連さんトリオが裏取りしてくるエリアに向かい、3対1のバトルを挑む。

現状、フラッグ周辺はまだ敵攻撃部隊の攻撃に晒されている状況ではなく、二人の味方守備隊も健在だ。しかし、上手く裏取りされたら、筆者を含む3名の守備隊は壊滅の恐れがある。

筆者は決断した!1人でトリオの裏取りを食い止める!

筆者は持ち場のワンマン塹壕を出て、守備隊の背後のブッシュエリアに向かった。左足の肉離れは完治しておらず、痛みはあるはずだが、死闘を前にした筆者の脳内にはアドレナリンが分泌され、痛みは感じない(足をガンガン動かしてしまっているので完治は確実に遅れる)。

濃いブッシュエリアでの索敵に関しては今回のような3対1の場合、過去にブログで熱く語ったように筆者の経験上1名の方が有利だ。先ずは3名が動く音や木々の揺れは、1名の物と比べ、格段に大きい。それと、3名側は1人が立ち止まって索敵の為、耳を澄ましても、その瞬間近くにいる他の味方2名が動いていたらその足音で敵の足音がかき消され、存在を察知できないケースが多々ある。その点1名側は自分が立ち止まって耳を澄まし、聞こえてくるのは確実に相手の足音である。足音が聞こえれば、相手の方向、距離を予測することができる。更に筆者は地下足袋を履いているので、その足跡(つま先着地)は通常の靴(かかと着地)よりも格段に小さい。

案の定、筆者の方が先に敵の位置を察知した。距離が近づいているので、筆者はその場でプローンし、銃を構えた。筆者が立ち止まった位置には特に遮蔽物はない為、プローンが一番発見されにくく、且つ被弾しにくい。筆者はこの安全最強の姿勢であるプローン時のことを考慮して、AKストームのマガジンは地面スレスレの状況で扱いやすいショートマガジンを使用している。

さあ来い!

先頭の1名がブッシュから姿を現した。筆者は最低2名は一気にキルしたかったので、先頭の1名はキルせずに我慢し、後続の2名の敵を待つ。しかし、先頭の1名がこちらに接近(筆者には気付いていない)してきた。その距離が10mを切り、このままでは筆者が発見されてしまう!やむを得ず、トリガーを素早く2タップ!

バシュ!バシュ!「ヒットー!」

倒した先頭の敵1人はフィールド常連さん屈指のアタッカーD氏であった。筆者はD氏を倒した瞬間から、後続の敵の動く音を察知。D氏は「ノーメディック!ノーメディック!」と叫び続ける。現状、仮に後続の敵がD氏をメディックしに近づき、体を晒せば筆者が確実に仕留めることができる。

D氏は筆者の位置を完全に把握しているが、残りの敵は筆者の位置はわからない。しかし仮にD氏のメディックが成功すれば、今度は筆者が複数人の敵に確実にキルされる。濃いブッシュエリアの中、筆者がキルしたD氏を中心に半径10m以内に、筆者と残りの敵2名がいる非常に緊迫した状況。人数は2(メディックが成功すれば3)対1だが、敵2名は筆者の位置はわからない。キルされたD氏は筆者の位置を把握、筆者は敵のおおよその位置を把握するも数的不利。何とも言えないバランスの中、膠着状態が続く。一つだけ確実なのはこのエリア内の全員の緊張感がMAXに達しているということだ!筆者はこの緊張感に押しつぶされそうになり、正直このままゲームが終わって欲しいとさえ思えた。

その後、ついに膠着状態が終わる!敵2名の内1名が移動を開始する。音から察すると一度後方に下がり、筆者がD氏に銃口を向けている方向を正面とすると、その左側に移動し始めた。濃いブッシュエリアなので筆者からは動く敵は見えないが、音と草木の揺れでその動きを大まかだが察知することができた。残りの1名はD氏のメディックを狙っているはずなので、D氏へ向けた銃口は動かすことができない。D氏は銃口を向けられているので「ノーメディック!ノーメディック!」とメディックを拒否し続けている。筆者はできれば銃口を左側に回り込んでいる2人目の敵の方向に向けたいが、D氏をメディックされては困るので銃口をD氏方向から動かせない。銃口を向けることができない方向から確実に回りこまれている状況は、半端ない緊張感である。そしてついに筆者の真左10m位から回り込んだ2人目の敵が現れた!幸いなことにプローン姿勢の筆者にはまだ気付いていない。筆者は一瞬だけ銃口を回り込んできた2人目の敵に向け、3タップ!

バシュ!バシュ!バシュ!「ヒットー!」

すぐさまD氏に銃口を戻して再び、ロックオン体制に戻った!

残り1名は必ず近くにいるはずだ。

そしてついに3人目が動き出した。3対1から、実質1対1になった為、筆者は銃口をD氏ではなく、物音がする方向へ向け、トリガーに指をかけた。物音は少しずつD氏に近づいている。D氏は相変わらず「ノーメディック!ノーメディック!」と叫ぶ。とその瞬間、

「フラッグゲット!」とスタッフのアナウンスが響いた!敵の勝利である!

キルされたD氏は「ナイスゲットー!」と仲間のフラッグゲットを称え、喜びの雄叫びを上げた。

やられた!敵チームの鮮やかなフラッグゲットであった。

筆者を含めた守備ライン裏側のブッシュエリアで死闘を繰り広げたゲーマーさんたちと健闘を称え合った。実は筆者が3人目の敵と思い込んでいた人は味方で、ゲーム序盤にキルされた「下山ルートにいた味方スナイパーの1人がメディックされ追撃してきていたのだ。あのままゲームが続いていたら、完全にフレンドリーファイアーしてしまうところであった。D氏の「ノーメディック!」のコールは前半は本物、後半は偽物であった。この偽のメディックコールに筆者と生き返った味方スナイパーは惑わされていたのだ。

また、3名のトリオは守備スナイパー2名を倒した後、実は2名と1名に別れており、筆者が死闘を繰り広げたのは3名ではなく2名の敵であった。残り1名は裏取りをせず、そのまま最短ルートで密かにフラッグに迫っていたのである。この単独行動した1名が最終的にフラッグをゲットしたのだ。

チームとしては負けたが、筆者は満足感を得ていた。何せ、フィールド屈指のアタッカーD氏を含む2名の常連さんを倒し、「裏取りを食い止める」という自らが決めた個人的なミッションは達成できたのだ。

30分のゲーム時間中、5発しか撃っていないがとても充実し、楽しめたゲームであった。

終わり




コメント

このブログの人気の投稿

第12回 ソルジャーコレクション〜ARES  Amoeba

若きイケイケアタッカーの後を追うオジサン(筆者)!

0.2g弾&強ホップでロングレンジを狙う!