ドラマ再び!激アツセンターフラッグ戦!
ブッシュから射撃している私をスタッフさんに 距離2m位のところから撮ってもらった写真です。 一応ソーコムMK23持ってピースしているのですが、 ブッシュの暗闇と迷彩服で幽霊のような 写真(ジャングルハットが少し見える)になりました。 この状態で消音性能抜群のソーコムMK23で狙撃したら 絶対にバレないと自分自身で納得しました。 |
先日参加したサバゲー定例会のセンターフラッグ戦が大いに盛り上がったのでご報告したいと思う。(またまた自己満足です)
「センターフラッグ戦」とはフィールド中央のドラム缶の上に赤色と黄色の高さ20cm程のカラーコーンが置いてあり、自分が黄色チームなら黄色のカラーコーンを赤色のカラーコーンに被せた状態で、ゲームが終了したら、勝ちというルール。特別ルールはフルメディック(タッチ5秒による蘇生が無制限)とフリーズコール(1〜2m位の近距離での射撃は危険がある為、銃を撃つ代わりに相手に「フリーズ」と声をかけると相手はヒット扱いとなる。判定はスタッフさんがやってくれる)。ゲームの展開としてはフィールド中央のセンターフラッグ(カラーコーン)付近が超接近戦の激戦区になる。
通常、私のいつもの戦略は、センターフラッグには近づかず、センターフラッグ周辺を撃ち下ろせる山の頂上や中腹のブッシュに潜み、センターフラッグに群がる敵を静かに一人づづVSR10で狙撃(距離は30m程)する立ち回り。ハマると自分の存在はバレずに次々と狙撃ができるのでスナイパーにとっては美味しい展開となる。
しかし、今回は夏場で気温が上がり調子のよい「ソーコムMK23」による裏どりから、ガチガチ高性能長物ライフル装備の敵を静かに一人ずつハンドガンで涼やかに倒しながら、センターフラッグへ敵主力部隊の真裏から接近する戦法をとる事にした。上手くいけば、裏どりした私と味方主力部隊で敵を挟み撃ちできる。
私のレッドチームはフィールド下部のスタート、敵のイエローチームはフィールド上部のスタートとなった。
それではゲームスタート!
予想通り、敵味方の主力部隊はフィールドセンターに位置するカラーコーンを目指し、猛烈に突撃、スタートから10秒足らずで激しい銃撃戦が始まった。先ずは味方のレッドチームがセンターフラッグをゲット(赤のカラーコーンを黄色のカラーコーンにかぶせる)した模様。
このゲームは最終ゲームであり、朝から参加している殆どのゲーマーは疲労こんぱい状態。逆に私は午後から参加しているので体力は十分残っていた。
フィールド下部からスタートして隠密に敵主力部隊の裏を取るには、センターフラッグ地点の左側の険しい山岳地帯の頂上付近まで、さらに左側を大きく回り込みながら急斜面&濃いブッシュエリアを登る必要がある。しかし、このルートは過去何度も使用した事がある私の鉄板裏どりルートであり、装備はハンドガンのみで移動中はチェストポーチに銃をしまって手ぶら&地下足袋で移動するので、通常のスピードの3倍(シャアか!)で移動できるのである。
ゲーム時間は10分間。山頂まで3分、敵主力部隊の真裏へ4分で無事&隠密で到着。これからがお楽しみのサイレントキルタイムだ!私は焦らず、ゆっくりとブッシュに身を隠しながら中腰の体制で獲物に忍び寄るヒョウの如く、音のない銃を握り締め、音もなく敵までの距離をじっくりと歩みよりながら詰める。この瞬間が堪らない!ちょうどこの時、センターフラッグは敵のイエローチームがゲットした事をスタッフのアナウンスで知る。これはやる(逆転)しかない!もちろんこの瞬間アドレナリンが脳内に噴き出た!きえーい!
まずは敵主力部隊の後方で太い木の幹に隠れながら援護射撃している敵を発見。距離は約30m、アイアンサイトで狙い、修正しながら5〜6発撃ち込む(相手は発射音が聞こえず、且つ30m級の射撃だと、着弾地点では弾速が低下する為、「着弾音」と「弾が当たった感覚」が小さいので、ある程度撃ち込まないと気付いてくれない場合がある)。「ドフッ、ドフッ、ドフッ、ドフッ、ドフッ」と独特の籠もった静かな発射音が堪らない。「ヒット!」と静かな連射を背中に浴びた敵は叫ぶ!すかさず別の敵が、私がたった今キルした敵をメディックすべく、駆け寄るが、そこにまた「ドフッ、ドフッ、ドフッ、ドフッ、ドフッ」っという5〜6発の私の静かな狙撃が容赦無く決まる!「ヒット!」。この敵2名がキルされた状況を見ていたすぐ横のバリケートにいた敵が後方からの狙撃だという事に気づき、私がいる方向を索敵するが発射音が聞こえていない為、私の正確な位置は全く分かっていない様子。銃口は私の方に向けているが射撃はできない(私がどこにいるかわからない)状態。逆に私の視点からは、その敵は上半身が無防備に晒されている状態(相手からは見えないが私には見えるという優越感が堪らない!)。またもや、容赦無く「ドフッ、ドフッ、ドフッ」、「ヒット!」。続け様に3名の敵後方支援部隊を静かに撃破した私は低い姿勢を保ちつつブッシュに紛れながらさらに前進。
「残り1分」というアナウンスが入る。隠密サイレントキルをまったり時間をかけて味わってしまった為、時間が無い!
残弾数が少なくなったソーコムMK23からハイキャパに持ち替えた私は「これはいつもの一か八かの突撃しかない!うりゃー!」と突撃を決意!
私は脳内のリミッターを外し、野獣モード全開で激戦区のセンターフラッグエリアに敵戦線の真裏から隠密且つ迅速に斬り込んだのだ!クーー堪らん!完全に自分に酔っている!
高速で接近しながら、敵最前線のバリケートに3名の敵がいる事を発見!あまりに距離が近いので、射撃ではなくフリーズコールを選択!「フリーズ!、フリーズ!フリーズ!」。私はフリーズコールだけで一気に3名の敵を撃破!
私のフリーズコールにより画面右上の 後ろを振り返りヒットアピールしている2名の敵。 画面中央やや左の上半身紺色装備の味方さんがこの直後 猛然とフラッグアタックを敢行する。 |
私の裏どり突撃を察知した最前線の勇気ある味方1名が、呼応を合わせて猛烈なフラッグアタックを敢行!しかしフラッグのすぐ脇で壮絶な死を遂げる!
突撃しながらその一部始終を見た私もセンターフラッグに到着!自らの手でフラッグの色を変えようとした瞬間、「バシュ!」と右側頭部を狙撃され戦死!山岳エリアに潜む敵スナイパーの見事な狙撃であった。
しかしこの瞬間、先ほどセンターフラッグ脇で戦死した味方の足元に後方からメディックの手が伸びる。「復活!」
センターフラッグまであと一歩で戦死した 味方の足元に別の味方のメディックの手が伸びる。 私はコーンに手をかけようとしたこの瞬間、 敵スナイパーの見事な狙撃で側頭部を撃ち抜かれた。 |
同時に最前線で生き残っていた別の数名の味方が私が狙撃された方向に猛然と弾幕を張る!おそらく私を狙撃したスナイパーの正確な位置は把握できていないが、センターフラッグ脇で復活した味方をカバーすべくとにかく大まかな方向に全員でセミオートの雨を降らしたのである。
キルされた私はセンターフラッグの目の前で、その光景を目にする。「素晴らしいアタック&カバーだ!」と思わず感動!
「自分の存在に気付いていない敵を一方的にキルするだけ」の私の射撃(だけどやめられない)とは違う、「たとえ敵の位置がわからなくても危険を犯してフラッグアタックする味方を守る為に全力で弾幕を張る」アツい射撃!こんなアツい射撃ができる戦士に憧れるのだ。こういうアツい射撃が最終的な勝負所でチームを勝利に導くのである!
キルされた私は自らが狙撃された 右の山岳エリアの斜面に目線を移し、味方の 猛烈な援護射撃による弾幕を目撃する! ゲーム終了のカウントダウンが始まり、 いよいよクライマックスへ! 猛烈な援護射撃に守られた味方が敵の色の カラーコーンに手を伸ばす! |
残り数秒、センターフラッグ脇で復活し、猛烈な援護射撃に守られた味方ゲーマーさんが見事にフラッグゲット!と同時にゲーム終了!またもや劇的なフィナーレであった。
戦死した敵ゲーマーさんも間近で見守る中、 レッドチームのフラッグゲットの瞬間! 私は嬉しさのあまりに思わずカメラ目線! |
私は、最後にフラッグゲットした味方さんに「ナイスゲット!」、援護射撃した味方さんに「ナイスカバー!」と声をかけ、私の裏どり到着まで数的不利な状況で勇敢に戦ってくれた味方の方に感謝した。フラッグをゲットした興奮気味の味方ゲーマーさんからは「ヒーローだよ!ホント!凄いよ!」と言葉をかけられ、背中を何度も叩かれた。
ほぼ初対面で年齢もバラバラ(殆ど20歳代、私はダントツの最高齢48歳)のレッドチームの戦士たちは最高の笑顔で自然と輪になって健闘を称えあった!
お互いグータッチで健闘を称え合うレッドチーム! 思わずスーパードライが飲みたくなる最高の瞬間! |
達成感、充実感タップリのアツい夏の日の午後であった。
終わり
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