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究極のバランス&オールラウンドなウエポンを求めて

 

写真はショートマガジンと
ダットサイトを装着

私のファイナルアンサーは東京マルイ次世代電動ガン「AKストーム」となった。

●購入に至る基本コンセプト

・最近、ハンドガンのみでの裏取戦術を楽しんでいたが、ハンドガンの弾速ではヒットしても気付いてくれないケース(特にチェストハーネス等を装着したフル装備の方やギリースーツの方)が度々あった。又、私のハンドガンは「固定スライドガスガンのソーコムMK23」や「電動ハンドガン」で音が静かなので、相手からすると撃たれた感が弱いので余計気付いてくれない(自分の位置がバレないメリットはあるが)のだ。気付いてくれないだけでゾンビ行為ではないが、裏取を完璧に成功させても実質ヒットが取れない場合や、こちらが先に射撃してヒットしているのに気付いてくれず、逆に自分が発見され強烈な連射でキルされてしまうケースは非常に残念だ。ハンドガンの身軽さは非常に魅力だが、少しサイズアップしても構わないのでパンチ力(ヒットに気付いてくれる)のあるウエポンが欲しくなった。

・人生で一度は東京マルイ次世代電動ガンのオーナーになってみたい。

・海外製も考えたが、私にはお金や経験、銃の修理、加工の技術がないので、やはり安定の東京マルイをチョイス。

・「取り回しの良さ」と「射撃性能」の両方をバランス良く兼ね備えた銃が欲しい。となると、やはりジャンルとしては全距離での戦闘を想定した「AK」や「M4」といったアサルトライフルが候補となる。

・「MP5」等サブマシンガン系の「抜群の取り回し」や、「M14」等バトルライフル系の「安定した遠距離射撃」は、今回はバランスを追い求める為、涙を飲んで捨てる。

・「AK」と「M4」の共通の良いところは、「問答無用のかっこよさ」、「構えた時の抜群のバランスの良さ」、「高い射撃性能」、「次世代電動ガンの中ではお手頃価格」といったところ。

・「M4」の良いところは「抜群の拡張性(ダットサイト、スコープや他のアイテムの銃への設置に困らない)」と、「便利な伸縮型のストック(特に一番短くしたコンパクト時の身体への収まりの良さ、接近戦でもしっかりとストックを肩付けできる点に感動!)」、「AK」にはない「タクティカル感」。

M4系の超有名な伸縮型ストック。
その使いやすさ、構えやすさに、
今さら感動!


・「AK」の良いところは「次世代電動ガン屈指の射撃性能の高さ(光学機器いらずでアイアンサイトのみでの運用も十分可能な伸びやかで素直な当てやすい弾道)」、「M4」にはない「ワイルド感」。

・次世代の「M4A1」と「AK47」をサバゲーショップで実際に構えさせてもらった時に、店員さんから「こんなのもありますよ」と「AKストーム」を見せてもらった。その存在は知っていたが、それまで一切選択肢に入っていなかった。しかし、実物を見るとカタログで見るよりかなりかっこいい(M4のタクティカル感とAKのワイルド感が両方のカッコよさがある)と正直感じた。

・「M4の伸縮型ストック」、「AKの射撃性能」、「ダットサイトならベストポジションにそのまま載せられるレールあり」、「M4とAKの両方のカッコよさがある」と自分が感じる「良いところ取り」ができるのが「AKストーム」となった。因みにコンセプトが似ているAK102は残念ながら、私のお気に入りの「伸縮型ストック」ではなく、「折り畳みストック」である。

・「AKストーム」のインナーバレルの30cmという長さは、アサルトライフルとしての弾道性能を担保できる最低限の長さであると私は考察する。対してアウターバレル長は、「M4」と「AK47やAK74」がハンドガードの先から15cm程あるのに対し、「AKストーム」はハンドガードの先がカット(マズルのみ)されており、両者を凌ぎサブマシンガン系の銃に近い「取り回しの良さ」を実現している。

・「AKストーム」の問題点はスコープを載せる場合、一苦労する点(AK系特有の問題)であるが、この点は諦めることにした。

さらなる取り回しの向上を図るべく
250連多弾ショートマガジン(左側)を
使用。右側は90連標準マガジン。
プローン時の射撃は標準マガジンと比べ、
かなり楽になると思う。


長いバナナマガジンも、
ワイルドなAKらしさを醸し出してくれる
ので私は好きだ。


●先ずはセッティング

・使用する弾は東京マルイバイオ0.25g(この弾が電動ガンの性能を最大限引き出す!)。ホップ調整はホップMAXでドンピシャ(浮き上がりが限りなく少ないストレート弾道)であった。なので0.28g以上の重量弾の使用はホップ性能的には厳しい。

・装着したダットサイトは以前に購入した、激安のお気に入り。チューブタイプではなくオープンタイプ(射撃中の広い視野を確保)で、太陽光の映り込みを防ぐ為のサンバイザー(屋根のようなもの)付。

装着したオープン型ダットサイト


・ゼロインは15m程の距離で、ダットポイントの真下2cmから3cm(パララックス)に着弾するようにセッティング。とにかくダットポイントと銃口が真っ直ぐ(並行)な設定にし、後は各距離の縦の弾道偏差を身体に染み込ませる。

●いざ実射!

黄色の四角いターゲットがA4大


・購入時、ショップで銃の動作確認の際、初速も測ってもらった。測ってもらった理由は、万が一個体差により、あまりにも初速が低い個体に当たってしまったらショック(次世代の意味が無い)からである。結果は0.2gで95〜96m/sとこれ以上のパワーアップは必要ない(できない)高い初速であり、満足した。

・次世代電動ガンのウリの一つであるシュート&リコイルは、心地良い振動が気持良く確かに「銃を撃ってる感」を味わう事ができる。実際のリコイルの強さだが、私の感覚だと発射のほんの少し後(極わずか)にリコイルが来る感じなのでセミオート射撃なら命中精度には殆ど影響は無いレベル(私的には)。しかし、フルオートはガッツリとリコイルの影響を受ける感じだ。しっかり肩付けした射撃姿勢なら抑えられるが、手先だけで支えて射撃する場合は、間違いなく銃口はブレる。でもフルオート時のリコイルはとても気持ちよく病みつきになる恐れあり。命中精度と静音性のアップの為、リコイルをオミットするゲーマーは多いが、私はしばらくの間は音はデカいがこのリコイルを味わう事にする。

・射撃音についてはさすがにデカい。今まで静かな銃ばかり使ってきたので尚更大きく感じる。戦闘能力は高いが、あまり撃ちまくるとすぐに多くの敵に位置バレするだろう。連射はできるができるだけ少ない弾数(多くても2〜3発)で敵を仕留めたい。

●射撃性能について

・30mではヘッドショットは楽勝!当たり前だが、弾のターゲットまでの到達時間もハンドガンと比べ、格段に速い!

・40mではA4大のターゲットの上の端を狙うとほぼ中央に着弾!十分有効射程距離である。

・45mではA4大ターゲットの上1m弱位を狙うとほぼ中央に着弾!しかし、この辺りの距離から、以前所有していたM14の安定感にはやはり及ばない事を感じる。その代わりに取り回しの良さを手に入れたのだから仕方ない。

・50mになるとA4大ターゲットへの着弾は格段に難しくなる。ターゲットの上2m位を狙った山なり弾道で狙うが、ターゲットに着弾するかは、ほぼ「運」に頼る感じで狙って当てる事はほぼ不可能。この距離までM14ならギリギリ狙って当てられる(練習が必要)。やはりM14の遠距離射撃性能は電動ライフルの中ではズバ抜けたものであった(残念ながらもう私の手元にはない)。勿論、VSRなら精度の良い重量弾を使用すれば十分狙える距離だ。

・中距離での精密射撃における精度を見る為、30m離れた缶コーヒーの缶(ショート缶)を狙ってみた。倍率のないダットサイトなので狙うのは難しかったが、弾道修正しながら5〜6発撃ったらヒットできた。練習すれば高確率でこのような精密射撃を成功させる事ができる銃の性能がある事を確認する事ができた。30m位までの距離なら練習次第で遮蔽物からはみ出た敵の肩や足だけをピンポイントで当てる事ができるポテンシャルをこの銃は秘めているのだ。

コーヒーのショート缶ターゲット。
当たると「カン!」という音とともに
大きく揺れるので、撃っていてとても楽しい。


・あっという間に一人で1000発撃ってしまった。この銃での射撃訓練は非常に楽しいが金銭面の出費が痛い。今後は合間に1発1発コッキングしてじっくりと狙うVSRの射撃訓練も入れ、心を落ち着かせる事にしよう。

●最後に

話を一時、脱線させる。

ゴルゴ13主人公のデューク西郷が、狙撃をする際、なぜ狙撃専用のライフルではなくアサルトライフルであるM16(狙撃用にカスタムしてあるが)を使用しているのか、いくつかの説がある。全世界でメジャーなM16系は緊急時の部品や弾薬の調達やメンテナンスがどの国でもやりやすい等の説がある中、私が興味を持った説がある。デューク西郷に殺される敵が死に際に「何故、M16を使うのか」と言う質問を西郷に投げかける。普段無口な西郷だが、その回答としてある名言を残す。

「俺は一人の軍隊だ」

普段、情報屋や武器職人の協力を得て仕事を進める西郷だが、狙撃のミッションだけは全て一人でこなす。単独で狙撃ポイントまで移動し、狙撃後、単独でその場を離れる。移動時や狙撃時に敵からの攻撃を受ける可能性はあるが、その際は一人で対応(戦闘)しなければならない。正に「たった一人の軍隊」だ。狙撃用の銃と交戦用の銃を移動中に両方携帯する事は一人で隠密に行動する西郷には現実的に難しい。そこで交戦時に威力を発揮するアサルトライフルをベースに狙撃ができるスナイパー用カスタムを施したM16は現実的な選択となる。やはり、究極のバランス&オールラウンドの戦闘能力を追い求める場合、出発点はアサルトライフルである事は間違いなさそうだ。

ここで話を基に戻す。

アサルトライフルである「AKストーム」の総評は「取り回し」と「高い命中精度」という相反する性能をバランスよく兼ね備えた非常に戦闘能力の高いウエポンである。今まで「長くて重いM14」や「エアコキのVSR」、「威力の小さいハンドガン」をそのアドバンテージ(静音性や身軽さ)を活かしながら使用し、「正面戦闘は電動ライフルにはかなわない」という理由から、「側面攻撃や裏取」、「アンブッシュ」、「場合によっては逃げる」という戦略を採用してきた私だが、この銃なら正面戦闘でも性能面では決して引けを取らないはずだ。しかし、まだ私には正面戦闘をする「スキル」と「度胸」が無い。特に自分の位置が敵にバレているという状況が正直とても怖い(単独隠密行動を取る最大の理由の一つかもしれない)のである。しかしこの銃なら、今まで得意としていた単独隠密行動ばかりではなく、激しい銃撃戦(正面戦闘)での味方との連携やサポートといった私にとってサバゲーでの「未知の楽しみ」を味わう事ができる(と言うか逃げる言い訳がない)かもしれないという期待を持たせてれるような気がする。

よくよく考えてみると、バランスの良いAKストームはズバリ初心者にオススメの銃である。今まで私は初心者には難しいと言われる銃や戦術(隠密、裏取等)を採用し、色々とサバゲーについてグダグダ考察してきたが、ここにきて初心者に戻る事となった。これからこの銃を使う時にはドップリと初心に戻って新鮮な気持ちでゼロから(気合と度胸の正面戦闘か!でも怖い)サバゲーを楽しんでみようと私は思う。勿論、隠密での裏取、側面攻撃も引き続き楽しんでいくつもりであり、その際のこの銃の使い心地も、色々と語って行きたいと思う。隠密行動中に突然鉢合わせする強者の常連さんとの緊迫したバトルが楽しみだ。

終わり

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